当院は担当医制で、歯科医師1名につき2名の歯科衛生士のチーム制を設けております。チーム制の狙いは、患者さんのお人柄の把握や診療内容・進行具合いの確認を容易にし、例えばユニット管理や技工物の発注、アポイント管理など責任の所在を明確にすることにあり、チームリーダーの歯科医師が担当歯科衛生士の教育や個々のスキルアップの確認を行うことができます。
当院の歯科衛生士は11名で経験年数豊富な者から新卒者までおりますので、主任は中間者(経験年数5〜8年目)とし、後輩への指導や心理状況の確認(仕事上の悩み等)、それをもとに先輩歯科衛生士や歯科医師と意見交換を行うことで11名をまとめることを役割としております。
私は歯科衛生士が一番成長する時期をライセンス取得3~4年目と考えており、この時期を臨床から学んだことを頭に落とし込む時期として、「強化歯科衛生士」と名付け、月に数回勉強会やテストを行い、次代を担う歯科衛生士として倫理的な面も教育しております。
歯科衛生士全体の勉強会は年に6回行い、主任がテーマ及び演者を決める勉強会と外部演者を招聘して行う勉強会を行っており、スタッフが演者となる場合は外部研修や学会参加した報告や学んだことの発表をすることでその意義を他のスタッフに伝え、モチベーション向上や個々のスキルアップに努めております。また、他院との合同研修会を年に1度開催し、他の職場を見ることで自身を見つめなおす場としております。
たけした歯科では月に一度院内勉強会を開催しております。日々の診療での疑問点の整理整頓や新しい治療技術及びケア方法についてスタッフ全員で学びます。また、患者さんへの接遇向上のための研修会や他院との交流を図りながら互いの良い点を学ぶ研修も行っております。
一般診療・歯周病治療・審美歯科治療・インプラント治療において長期的な計画を立案する必要がある場合や治療に対しディスカッションが必要な場合チームでカンファレンスを行っております。また、歯科衛生士は口腔ケア・メンテナンスにおいて患者さんひとりひとりの記録を常にとっており、慢性疾患や歯周病の進行状態をチェックしております。当院では様々な場面で口腔内写真を撮影し画像で記録を残しております。このことにより治療前治療後の結果確認や治療中の状態確認を行います。