テルプラグは、テルモ社製で、若い牛の真皮からできたアテロコラーゲンです。
アテロコラーゲンは生体適合性に優れており、創部の周辺組織から血管や組織が侵入し、組織を再構築していきます。また抗原性はほとんどありません。
BSEは問題ないとされております。
皮膚や口腔粘膜欠損に広く使用されている「テルダーミス真皮欠損用グラフト」をもとに開発されたものです。
歯科医院で、抜歯後に強いうがいをしないように言われたことがあるかと思いますが、抜歯した部位の血の塊が取れてしまうと、骨が露出して、感染を起こし、治癒不全が起きます。血の塊が、肉となり骨になるのです。
抜歯後、今までは、自然治癒にまかせたり、止血材を挿入していましたが、テルプラグを使用すると、創部を止血し、食べ物などの迷入を防止するとともに、腫れや痛みなどの不快感を緩和します。また、治癒のスピードが速くなり、抜歯した部位が陥凹するのも減少できます。